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不動産コラム
引越し前にやっておくべきこと7選

引越し前にやっておくべきこと7選

引越しが決まったものの、「何から手をつければいいのかわからない」と感じていませんか?引越しには、現在の住まいの解約や新居の準備、引越し業者の手配、荷造り、住所変更など、時期によってさまざまな作業があります。思いついたことから始めてしまうと、後から手続きが重なって慌てることも。そこで今回は、引越しが決まってから当日の退去まで、やることを時系列に沿って整理しました。初めての引越しでも全体の流れをつかみながら、一つずつ準備を進めていきましょう。

引越しが決まったら、最初に確認すること

引越しが決まると、「まず荷造りをしなきゃ」と思うかもしれません。でも、段ボールを用意する前に確認しておきたいことがあります。最初にやるべきなのは、今の住まいをいつまでに退去するのか、新居にはいつから入れるのか、そして実際の引越しをいつ行うのかを整理することです。ここが決まらないまま準備を始めると、引越し業者の予約や各種手続きの予定も立てにくくなります。まずは「引越しの日」を中心に、全体のスケジュールを組んでいきましょう。

現在の住まいの契約を確認する

賃貸住宅から引越す場合、最初に確認したいのが現在の賃貸借契約です。 「引越しが決まったから、来月には退去できる」と考えていても、契約によっては解約を申し出る期限が決められています。国土交通省の「賃貸住宅標準契約書」では、借主からの解約申入れについて30日前とする例が示されていますが、実際の契約内容が優先されるため、まずは手元の契約書を確認しましょう。
確認するのは、解約予告の期限だけではありません。退去日、明け渡し日、退去時の立ち会い、鍵の返却方法なども、あわせて確認しておくと安心です。また、住居とは別に駐車場を契約している場合は注意が必要です。駐車場の契約が別になっているなら、住居の解約とは別に手続きが必要になることがあります。
引越し先が決まったら、まず契約書を開いて「いつまでに何をすればいいのか」を確認する。このひと手間が、後になって「解約の連絡が間に合わない」という事態を防いでくれます。

新居の入居日と引越し日を決める

次に整理したいのが、新居の入居日と引越し日です。
この2つは、必ずしも同じ日とは限りません。たとえば、新居の鍵を受け取れる日が先に決まっていて、数日後に引越し業者へ荷物を運んでもらうこともできます。反対に、旧居の退去日と新居への入居日を同日に設定するケースもあるでしょう。特に賃貸住宅から賃貸住宅へ移る場合は、旧居の退去日と新居の契約開始日が重なる期間があるかも確認しておきたいところです。数日だけでも家賃が重なると、その分の費用が発生します。
ただ、費用だけを考えて無理に同日退去・同日入居にすると、引越し当日の負担が大きくなります。新居の鍵を受け取ってから荷物を運び込める時間があるなら、掃除や家具の搬入を少しずつ進められるというメリットもあります。「できるだけ二重家賃を減らしたい」のか、「多少費用がかかっても余裕を持って引越したい」のか。自分たちの状況に合わせて、日程を決めることが大切です。

引越し日から逆算して予定を組む

引越し日は、単にカレンダーに予定を入れて終わりではありません。その日までに、現在の住まいの解約、引越し業者の手配、不用品の整理、荷造り、各種手続きなどを順番に終わらせる必要があります。
そこでおすすめなのが、引越し日をゴールにして、やることを逆算する方法です。たとえば、1か月以上前なら、現在の住まいの契約確認や引越し業者の比較を始める時期。数週間前になったら、不用品の処分や荷造りを本格的に進めます。引越しが近づいてきたら、細かな住所変更や当日に必要なものの準備へと移っていきます。この時点では、すべてを完璧に終わらせようとしなくても大丈夫です。
大切なのは、「何をいつまでにやるのか」を一度見える状態にすること。
引越しは、荷物を運ぶ一日だけを見ると大変そうに感じますが、実際にはその前に少しずつ準備を進めていくものです。最初に全体の予定を決めてしまえば、「次はこれをやればいい」と分かるので、直前になって慌てることも少なくなります。まずはカレンダーやスマートフォンのメモなどに、新居の入居日・引越し日・旧居の退去日を書き出してみましょう。そこから逆算していけば、引越し準備のスタート地点が見えてきます。

引越しに必要なものを早めに手配する

引越しの日程が決まったら、次は当日までに必要なサービスを手配していきます。なかでも早めに動きたいのが、引越し業者と電気・ガス・水道などのライフラインです。どれも「引越し直前に申し込めばいい」と思っていると、希望日に予約できなかったり、新居で生活を始めるタイミングに間に合わなかったりすることがあります。特に引越しシーズンは予約が集中します。日程が決まった段階で、必要なものから順番に手配していきましょう。

引越し業者は料金だけで決めない

引越し業者を利用する場合は、まず複数の会社から見積もりを取って比較するところから始めます。同じ荷物量でも、会社によって料金やサービス内容が異なります。荷物の量だけでなく、エアコンの取り外し・取り付け、洗濯機の設置、不用品の処分など、どこまで作業に含まれているのかも確認しておきたいところです。見積もりを比較するときは、「一番安い会社を選ぶ」という考え方だけではなく、最終的にいくらかかるのかを見ることが大切です。
見積もり時には含まれていなかった作業が当日追加されると、想定より費用が高くなる可能性があります。見積書に記載されている作業内容や、追加料金が発生する条件についても確認しておきましょう。
また、引越し当日の荷物の破損や家具の傷などが心配な場合は、万一のときの対応についても事前に確認しておくと安心です。引越し前後の荷物の状態を写真に残しておくことも、トラブルへの備えになります。
単純に料金だけを比べるのではなく、「何をどこまでやってもらえるのか」まで含めて選ぶ。これが、引越し業者を決めるときのポイントです。

電気・ガス・水道は「止める」と「始める」をセットで考える

引越しでは、現在の住まいのライフラインを止める手続きと、新居で使い始める手続きをそれぞれ行います。電気、水道、ガスについて、現在の住所の使用停止日と新居の使用開始日を整理しておきましょう。
電気や水道は、インターネットなどから手続きできる場合が多い一方、ガスは開栓時に立ち会いが必要になることがあります。新居ですぐにお湯を使いたい場合などは、開栓の日時をあらかじめ決めておく必要があります。また、引越しを機に電気やガスの契約先を変更する場合は、料金プランだけでなく、契約期間や解約条件なども確認しておきましょう。ライフラインは、荷造りのように「少し遅れても何とかなる」というものではありません。特に新居で最初の夜を過ごすことを考えると、電気や水道が使える状態になっていることは最低限確認しておきましょう。

インターネットは後回しにしない

意外と忘れやすいのがインターネットの手続きです。
スマートフォンがあるから大丈夫と思っていても、仕事でパソコンを使う人や動画をよく見る人にとって、インターネットが使えない期間は想像以上に不便です。現在利用している回線を新居でも継続できるのか、移転手続きで済むのか、新たに工事が必要なのかを確認しておきましょう。
回線工事が必要な場合は、希望する日に工事できるとは限りません。特に新生活が始まる時期は申し込みが集中するため、引越しが決まったら早めに確認しておくのがおすすめです。
また、新居がインターネット無料の物件であれば、自分で回線を契約する必要がない場合もあります。賃貸借契約や物件の案内を確認して、どのようなインターネット環境が用意されているのかを確認しておきましょう。

「新居ですぐ必要なもの」を先に手配しておく

引越し業者やライフラインほど忘れられがちではありませんが、新居で初日から使うものも早めに確認しておくと安心です。たとえば、カーテンや照明器具が備え付けられていない物件なら、自分で用意しなければなりません。特にカーテンは、サイズが合わなければ買い直しになるため、窓の大きさを確認してから購入したいところです。冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を新しく購入する場合も、納品日を引越しの日程と合わせる必要があります。引越し当日は荷物を運ぶことに意識が集中しがちですが、「新居に着いたその日から何が必要なのか」という視点で準備しておくと、生活をスムーズに始められます。

荷物を整理して、新居で暮らす準備をする

引越し準備の中でも、時間がかかるのが荷物の整理です。いざ段ボールを目の前にすると、「とりあえず全部入れてしまおう」と思いがちですが、引越しは持ち物を見直す絶好の機会でもあります。今の家では使っていなかったものをそのまま新居へ運び、また段ボールから出して収納するとなると、かなりの手間です。荷造りを始める前に、まず「何を新居へ持っていくのか」を決める。そこから始めると、作業がぐっと進めやすくなります。

引越し前に、持っていくものを一度整理する

長く暮らしていると、いつの間にか物は増えていきます。クローゼットの奥にしまったままの服、何年も使っていない食器、読まなくなった本、存在すら忘れていた雑貨など、普段の生活ではなかなか整理する機会がありません。引越しは、そうしたものを一度見直すタイミングです。
「まだ使えるから」という理由だけで残しているものは、新居でも本当に使うのかを考えてみましょう。新しい家具を置く予定があるなら、今使っている家具を手放したほうが暮らしやすいケースもあります。
処分するものが決まったら、自治体の粗大ごみ回収や不用品回収、リサイクルショップなど、それぞれの方法を選びます。特に家具や家電などの大きなものは、思いついた日にすぐ処分できるとは限りません。自治体の粗大ごみは申し込みから回収まで時間がかかることもあるため、引越し日が決まったら早めに整理しておくと安心です。
まだ使えるものなら、売却や譲渡という方法もあります。「捨てるか、持っていくか」の二択ではなく、売る・譲るという選択肢も含めて考えると、不要なものを減らしやすくなります。

荷造りは、使わないものから始める

持っていくものが決まったら、いよいよ荷造りです。
ここで大切なのは、生活に必要なものまで早く箱詰めしすぎないこと。たとえば、季節外れの衣類や本、普段あまり使わない食器などは早めに梱包できます。一方で、毎日使う洗面用品や仕事道具、充電器などは最後まで必要です。
荷造りを始めるときは、「今後しばらく使わないもの」から順番に手をつけると、日常生活への影響を抑えられます。 また、段ボールには中身だけでなく、新居のどの部屋に置くものなのかも書いておくと便利です。「キッチン」「寝室」など、搬入先が分かるようにしておけば、引越し当日に一つひとつ箱を開けて確認する必要がありません。
ただし、貴重品や重要書類などは、引越し業者に預ける荷物とは分けて管理したほうが安心です。何でも段ボールに詰め込むのではなく、自分で持ち運ぶものをあらかじめ決めておきましょう。

新居に置く場所まで考えて荷造りする

荷造りをするときは、今の家を基準にするのではなく、これから暮らす新居を基準に考えてみましょう。たとえば、新居の収納スペースが今より少ないのであれば、これまでと同じ量のものを持っていっても収納しきれないかもしれません。
家具についても同じです。ソファや食器棚などは、部屋に置いたときのサイズだけでなく、玄関や廊下、階段、エレベーターなどを通して搬入できるかまで確認しておきます。特に大型家具や家電は、「部屋には入るけれど、玄関から入らない」ということが起こると、引越し当日に大きな問題になります。
新しく家具や家電を購入する場合も、置き場所の寸法だけでなく搬入経路まで確認してから注文すると安心です。

引越し初日に必要なものは別にしておく

荷物をすべて段ボールに詰めてしまうと、引越し後に必要なものを探すのが大変になります。
そこで、引越し当日から使うものだけは、ひとまとめにしておきましょう。着替えや洗面用品、タオル、充電器、薬、仕事に必要なものなど、到着後すぐに使うものを一つのバッグにまとめておくと便利です。また、新居のカーテンや照明など、部屋に備え付けられていないものがあれば、事前に用意しておきます。
引越し直後は、すべての段ボールを開けて部屋を整える余裕がないこともあります。最初の一晩を過ごすために必要なものだけを先に確保しておけば、多少片付いていなくても生活を始められます。
引越しは「荷物を全部運び終えること」がゴールではありません。新しい住まいで無理なく生活を始められる状態まで考えて荷物を整理しておくと、引越し後の負担もかなり変わってきます。

住所変更と行政手続きをまとめて済ませる

引越しでは、荷物を運ぶ準備に目が向きやすい一方で、意外と忘れやすいのが住所変更に関する手続きです。役所への届け出だけでなく、銀行やクレジットカード、保険、勤務先など、住所を登録している先は思っている以上にたくさんあります。一つひとつはそれほど難しい手続きではなくても、引越しの前後にまとめて対応しようとすると「どこまで変更したか分からない」ということになりがちです。自分に関係する手続きを洗い出し、順番に片付けていきましょう。

市区町村をまたぐなら、転出・転入の手続きを確認する

別の市区町村へ引越す場合は、現在住んでいる自治体での転出に関する手続きと、新しい自治体での転入手続きが必要になります。一方、同じ市区町村内での引越しなら、転出届ではなく転居届を提出することになります。
マイナンバーカードを利用している場合は、オンラインで転出届の提出や転入届のための来庁予定の申請ができる「引越しワンストップサービス」も利用できます。すべての手続きがオンラインだけで完了するわけではないため、引越し先の自治体で必要な手続きも確認しておきましょう。
転入届・転居届は、原則として引越し後14日以内に届け出る必要があります。特に引越し直後は荷解きなどで忙しくなりやすいので、役所へ行く必要がある場合は、あらかじめ予定に入れておくと忘れにくくなります。国民健康保険、国民年金、介護保険、児童手当などは、家族構成や加入している制度によって必要な手続きが変わります。
「引越しをしたら役所で住所を変えるだけ」と考えず、自分の状況で何が必要なのかを確認しておきましょう。

郵便物の転送手続きをしておく

住所変更で忘れやすいのが郵便物です。
引越し後も、すべての相手がすぐに新住所を把握してくれるとは限りません。旧住所に届いた郵便物を新居で受け取れるよう、日本郵便の転居届を出しておくと安心です。
転居届を提出すると、旧住所宛ての郵便物を新住所へ1年間無料で転送してもらえます。
ただし、転送されるからといって、住所変更をしなくてもよいわけではありません。
銀行や保険会社などから届く重要な書類については、登録住所そのものを変更しておく必要があります。転送サービスは、あくまで住所変更が間に合わなかった郵便物を受け取るための備えと考えておくとよいでしょう。

住所を登録しているサービスを洗い出す

住所変更で一番大変なのは、「どこに登録していたかを思い出すこと」かもしれません。銀行やクレジットカード、保険会社はもちろん、携帯電話会社、勤務先、通販サイト、各種サブスクリプションなどにも住所を登録していることがあります。普段から利用しているサービスは覚えていても、年に一度しか利用しないものや、以前登録したままになっているサービスは見落としやすいものです。
住所変更をするときは思いつくものを一つずつ探すより、「お金」「仕事」「買い物」「保険」「通信」など、生活のカテゴリーごとに確認すると抜け漏れを防ぎやすくなります。クレジットカードの明細や銀行口座の一覧を見ながら確認していけば、「そういえばこのサービスにも住所を登録していた」というものが見つかることがあります。
運転免許証を持っている場合は、住所変更の手続きも必要です。車やバイクを所有している場合は、車検証などの住所変更についても確認しておきましょう。

引越し後ではなく、今のうちに「変更先リスト」を作る

住所変更は、すべてを一日で終わらせようとすると意外と疲れます。おすすめなのは、手続きそのものを始める前に、住所変更が必要なものを一度書き出しておくことです。スマートフォンのメモなどに「変更済み」「未変更」と記録しておけば、後から「これは変更したっけ?」と迷うこともありません。
また、引越しを機に使わなくなるサービスがあれば、このタイミングで解約を検討するのも一つの方法です。住所を変えるだけでなく、これまでの契約やサービスを一度整理する。引越しは、暮らしにまつわる契約を見直す機会にもなります。
住所変更は目立つ作業ではありませんが、後から旧住所に重要な書類が届いたり、手続き漏れに気づいたりすると面倒なものです。荷物の準備と同じように、少しずつ片付けておくと引越し後をすっきり迎えられます。

引越し直前から退去までに確認すること

ここまで準備を進めてきたら、いよいよ引越し本番です。前日になると「これもやっていなかった」と気づくこともありますが、直前になって慌てないためにも、最後の確認事項を一度整理しておきましょう。

前日までに「最後まで使うもの」をまとめておく

荷造りは、引越し当日まで使うものがあるため、最後まで完全には終わりません。洗面用品や着替え、スマートフォンの充電器、仕事で使うパソコンなどは、段ボールに入れず手元に残しておきます。手元に残したものを当日になって慌てて探すことがないよう、「自分で持っていくもの」としてひとまとめにしておくとスムーズです。
財布や鍵、身分証明書などの貴重品は、引越し業者に預ける荷物とは分けて、自分で管理します。契約書類や印鑑など、引越し先で必要になるものも同様です。
また、冷蔵庫の中身も前日までにできるだけ減らしておきましょう。冷凍食品や生鮮食品を大量に残してしまうと、当日の持ち運びに困ります。冷蔵庫や洗濯機などの大型家電については、機種や運搬方法によって必要な準備が異なるため、取扱説明書や引越し業者から案内された方法を確認しておくと安心です。

引越し当日は「自分で持つもの」を別にしておく

引越し当日は、荷物の搬出と搬入が同時に進むため、必要なものが段ボールの中に紛れると非常に不便です。
スマートフォンや財布、鍵、貴重品、薬、仕事で使うパソコンなどは、バッグなどにまとめて自分で持ち歩けるようにしておきます。新居に着いてすぐ使うタオルや洗面用品、着替え、充電器なども、段ボールとは別にしておくと使いやすいでしょう。 意外と役に立つのが、ゴミ袋、ティッシュ、雑巾やタオル、はさみやカッターなどです。荷物を開ける作業ではゴミが出ますし、家具を置く前に簡単に掃除したい場面もあります。
引越し当日は何かと動き回るので、「必要なものは全部段ボールの中」という状態を避けるだけでも、かなり動きやすくなります。

荷物を搬出したら、旧居を一度空の状態で確認する

すべての荷物を運び出したら、そのまま退去せず、部屋を一度ゆっくり見渡してみましょう。クローゼットの奥や収納棚、洗面台の下、キッチンの収納、ベランダなどは、荷物がなくなって初めて確認しやすくなります。玄関の靴箱や郵便受けも含め、残してきたものがないか部屋を一周して確認します。家具を置いていた場所には、落ちたゴミやほこりが残っていることもあります。契約上必要な清掃の範囲を確認したうえで、できる範囲で室内を整えておきましょう。
賃貸住宅の場合、退去時の室内の状態を写真に残しておくのも一つの方法です。特に入居時からあった傷や汚れなど、退去時の状態を確認できる記録があれば、後から室内の状態について確認する必要が生じた際にも役立ちます。

退去立ち会いと鍵の返却まで終えて、引越しは完了する

荷物を運び出したら終わり、ではありません。賃貸住宅では、退去時の立ち会いや鍵の返却などが残っています。管理会社や貸主との退去立ち会いが予定されている場合は、時間と場所をあらためて確認しておきましょう。鍵についても、玄関の鍵だけでなく、スペアキーや宅配ボックス、駐車場などに関係する鍵やカードがあれば、返却対象になっていないか確認します。
また、駐車場を別契約している場合などは、住居とは別に手続きが必要になることがあります。第1章で確認した契約内容と照らし合わせながら、返却するものに漏れがないか確認すると確実です。退去に関する書類や精算についての案内を受け取った場合は、すぐに処分せず保管しておきましょう。敷金の精算など、退去後に確認が必要になる場合もあります。

新居に着いたら、荷物を入れる前に部屋を確認する

新居に到着したら、家具や段ボールを運び込む前に、室内を一度確認しておくのがおすすめです。賃貸住宅なら、壁や床、建具、水回りなどに傷や汚れがないかを見ておきます。気になる箇所があれば、家具を置く前に写真を撮っておくと、入居時からあったものなのかを後から確認しやすくなります。
そして、ここからは荷物を開けながら、新しい生活が始まります。最初からすべてを完璧に片付けようとせず、その日に必要なものから取り出していけば十分です。引越しは、荷物を運ぶだけでなく、これまで暮らしてきた家をきちんと離れ、新しい住まいで生活を始めるところまでが一つの区切りです。最後の確認を急がず、一つずつ済ませていけば、慌ただしい引越しの日も少し落ち着いて迎えられるはずです。

引越しは、荷物をまとめて運ぶだけではありません。現在の住まいの契約確認から、引越し業者やライフラインの手配、荷物の整理、住所変更、退去まで、やることは意外と多くあります。だからこそ、引越し日を基準に「いつまでに何をするか」を整理しておくことが大切です。すべてを一度に済ませようとせず、早めにできることから少しずつ進めていけば、直前になって慌てる場面も減らせます。最後は旧居の忘れ物や鍵の返却、新居の状態まで確認して、気持ちよく新生活をスタートさせましょう。

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