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カフェにホテル、グランピングまで?!空き家の活用方法5選をご紹介!

カフェにホテル、グランピングまで?!空き家の活用方法5選をご紹介!

近年、日本では少子化が進んでいるのに対し、住宅数は年々増加しています。そのため、毎年空き家が増え、問題となっています。
今回は、空き家となった物件を売却したり、賃貸物件にするだけでなく、他にも活用されている例をいくつかご紹介します。

空き家の現状

総務省の「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」によると、2023年時点で日本国内の総住宅数は6502万戸であり、過去最多となっています。(図1)


図1:「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」より一部抜粋

一方、空き家の推移についても見てみると、年々増加しており、2023年時点で過去最多となっています。(図2) なお、2023年の空き家は900万戸であり、統計を取り始めた1978年と比較すると約3倍に増加しています。


図2:「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」より一部抜粋

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空き家問題に関する取り組み5つ

年々増加している空き家ですが、現在、日本国内では空き家を活用したさまざまな取り組みが行われています。ここでは5つの事例をご紹介します。

①空き家バンク

1つめにご紹介するのが、「空き家バンク」です。
空き家バンクとは、空き家の売却や賃貸を希望する所有者から登録された空き家情報を、空き家の利用を希望する人に提供する制度のことです。
空き家バンクは、各自治体で運営しているため、気になる方は自治体のサイトを確認してみてください。

✔メリット
建物の状態に関係なく、物件情報を掲載することができる。
仲介業者が介入していない物件もあるため、借り手は格安で借りられることがある。
自治体が運営しているため、さまざまな補助金を利用することができる。

✔デメリット
一般的な不動産売買と異なり仲介業者を通さずに取引できる半面、個人間でトラブルが生じる可能性がある。

②店舗

空き家をカフェやレストランとして活用している事例もあります。
地元の方が経営する場合や、移住してきた方が開店する場合も。
移住者の増加で人口が増え、店舗が増えることで雇用も生まれ、それが広がれば観光可能なまちづくりにも繋がります。

▶活用事例

【古民家カフェ「YUSHI CAFE(ユーシカフェ)」】

長野県佐久市にある、古民家を改装したカフェ。
地域の大工さんに手伝ってもらい、セルフリノベで施行。古民家のよい部分は残しつつ、トイレなどはリフォームされている。

【イタリアンレストラン「イタリア食堂 ふみきってじゃんぷ」】

東京都江東区福住にあった、老舗の小料理店をカジュアルなイタリアンレストランに。
コロナ禍を機に閉店されてから1年ほど放置した状態になっていたが、空き店舗の状態のままでは勿体ないと感じていたことや、長期間放置することによる防犯面の心配があったため、活用法を検討。
独立を考えていたイタリアンシェフと出会い、新たなお店として生まれ変わった。

③宿泊施設

コロナ禍が収束してから、日本には海外からのインバウンド観光客が多く訪れています。
インバウンド観光客は、地方に興味がある方も多いですが、地方の宿泊施設が不足していることが課題となっています。

空き家となっている物件は、築年数の経った伝統的な日本家屋も多く、「古民家」のよさを活かすことで人気の宿泊施設となっています。
また、プライベート性の高いホテルや旅館とは異なり、リビングなどの共有空間のあるゲストハウスへも活用されています。

▶活用事例

【ホテル「篠山城下町ホテル NIPPONIA」】

兵庫県丹波篠山市のホテル。
篠山市は城下町であることから、町全体を「ひとつのホテル」と見立て、地域に点在する築100年超の古民家など4棟を、宿泊施設、飲食店などに改装している。宿泊のほか、レストランやウエディング運営も手がけている。

【ゲストハウス「PERCH GUEST HOUSE」】

デザイナーである店主が、古民家を改装して作ったゲストハウス。
部屋は、ドミトリールームが男女で分けてあり、個室も用意されている。夜は、施設内でバーも運営しているため、お酒を楽しむこともできる。

④グランピング

宿泊施設として、近年よく耳にするようになった「グランピング」。
言葉の成り立ちとしては、英語で「魅力的な・華やかな」を意味する「グラマラス」と「キャンピング」を合わせた造語です。

グランピングは、キャンプ用品や食事、また寝泊まりする場所などを施設側で用意してもらえる点が人気です。また、大きな宿泊施設だと他のお客様も滞在していますが、コロナ禍を経て、貸し切りで宿泊できる施設が好まれるようになったこともあり、グランピングが注目されているようです。
食事は、用意された食材を使って、自分たちでバーベキューなどをして楽しむスタイルが一般的です。寝泊まりする場所は、キャンプのようにテントの場合もあれば、室内の場合もあります。

✔空き家をグランピング施設として活用するメリット

●物件の特性を活かすことができる
空き家となっている物件は、昔ながらの日本家屋も多く、囲炉裏があることも。これを利用して暖をとったり、食材を焼くなどできる。
また、物件のあるロケーションは自然豊かな場所も多いため、庭などで食事を楽しむこともできる。

●トイレやお風呂が利用できる
通常のキャンプでは、お風呂はなく、トイレもテントを出てしばらく歩く必要がある。
しかし、空き家を利用したグランピングであれば、元々お風呂もトイレもあるため、リフォームをすれば快適に利用することができる


▶活用事例

Pongyi

石川県金沢市にあるグランピング施設は、かつて呉服店だったという築140年の町家を活用したもの。部屋数3室、最大宿泊人数10人と小規模であるものの、蔵を利用したドミトリーは海外の宿泊客からも人気が高い。
金沢駅や銭湯が近くにあり、昔ながらの蔵があったり、夏になれば蛍を楽しむことができる。

⑤駐車場

空き家が老朽化している場合、建物を取り壊して貸駐車場にすることもできます。駐車場経営は主に、「月極駐車場」「コインパーキング」の2種類があります。
駐車場は、建物を建てる場合に比べ初期費用も維持管理費も抑えることができるでしょう。
しかし、建物がある状態よりも固定資産税が高額になりますので、その点を考慮して、計画を立てましょう。

▶活用事例

学生向け賃貸アパートだった建物を駐車場に
アキサポ活用事例 より抜粋

30年以上、空き家だった学生向け賃貸アパートと隣接していた工場を取り壊し、時間貸し駐車場として活用。

これらの5つの事例の他、空き家はコインランドリーやコワーキングスペース、トランクルームなどにも活用されているようです。

年々、増えている空き家をそのままにしておくのではなく、日本国内の他の場所に住んでいる方に違う土地の生活を味わってもらったり、海外の方に日本文化を経験してもらったり、駐車場やコインランドリーなど、生活する上で必要な場として活用されていることがわかりました。
空き家を相続して困っている方は、空き家バンクをのぞいてみたり、他の事例も検索してみたりしてみてくださいね。

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